日記

というわけで

週の換算方法を変えたいので、調整のために今週の読了本は来週の更新に回します。読書のスタイルが変わってペースも落ち着いてきたし、すこしマンネリにも感じているのでなにか別のことがやれないかなと考えていますが。別のことつってもなぁ。

Twitterより抜粋

・昔書いた詩に「打ち捨てられた井戸が生える」という記述を見つけた。9年前。意識してないだけであまり変わってないのかもな。 ・その詩のことは完全に若書きなので覚えてなかったんだけど、天沢退二郎なんかは若書きの頃の作品モチーフにかなり自覚的で、…

星と雨の音楽

「星と星との間に視線でいくら分け入ってもまだまだ小さな暗い星がある」*1とメモ帳に書き付けて、それまで読んでいた本を閉じた。小石が飛び跳ねているような鈍いうずきを眉間の奥に感じる。 朝から家の裏でやっていた工事の音はやみ、思いがけずまたいつも…

カーブミラーの魔物

こつこつと誰かが指で叩くような音に窓を見ると、それはたしかに親指ほどの大きさの蛾が、部屋の明かりに誘われて何度も何度も見えない壁に体をぶつけていた。ガラスにぶつかるごとにこまかな燐粉が散る。これは昆虫の「走光性」という習性に基づくもので、…

中国の白い骨

まだ五月だというのに存外に気温が高く、前日の雨による湿気でことさら暑く感じられた。窓を開けるだけでは十分ではないので扇風機を回して部屋にこもる暑気を逃がし、その風を受けながら両側に積み重ねた本の間でうんうんと唸る姿は、おそらく誰が見ても暑…

神社から港まで

からんからん、と鈴を揺らして手を合わせ、しばし拝礼。うしろを振り返るとがらんとひと気のない境内のむこうに低く海があり、天気が良いので水面が輝いて見える。石段を降りて右手に境内社を見つつ、石畳を辿って大鳥居をくぐる。 神社を出て雑貨屋、鮮魚店…

魚の行商

いつものように薄暗い部屋で本に顔を埋めていると、窓の外をパープープーとあの喇叭の音が遠くから近くへ、そしてまた遠くへと沖へ波が引くごとくに通り過ぎていった。近頃このあたりに商いの足を伸ばしてきた豆腐売りであるらしい。らしい、というのはそれ…

はじめに 三

嘘を取り混ぜて日記を書いていくというのは決まった。だが当然、嘘しか書かないとなれば別のつらさが出てくるので、そこはバランスを取って書いていきたい。このバランス感覚を習得するまでは妙なことを書くかもしれず、文章の拙劣さや論理の不分明とともに…

はじめに 二

goo国語辞典の「日記」の記述。 (1)日々の出来事や感想などを一日ごとに日付を添えて、当日またはそれに近い時点で記した記録。古くは「御堂関白記」「玉葉」「明月記」などが著名だが、職掌上交替で書き継がれた「御湯殿上日記」などもある。日誌。にき。 →…

はじめに 一

さて何かを書き始める前に、まずは「何を書くのか」という問いを立て、それには自分の立ち位置を確認することによって答えたいと思う。 そもそもこのダイアリーを始めた理由は何だったか? 身も蓋もない言い方をすれば「文章力の向上を期して」である。日記…

よしなしごとをぼちぼち書いていければ。

2009年

あけましておめでとうございます。 去年は映画漬けだったので、今年は図書館を活用して本を読んでいこうと思います。もう少しアクティブに。 本年もよろしくお願いします。

黒い鳥

高原の保養施設にいる。数日の間、ここで学会が開かれ、研究者たちが研究やデータの発表を行う。とても行き来の不便なところで、朝夕に二度のバスが立ち寄る他に交通はない。自分は友人の連れとして施設の一室に滞在することになった。 一日目、何事もなく和…

雲雀料理・第五号

http://hibariryouri.web.fc2.com/ 拝受しました。というか、送ってもらえるとは思ってなかったので驚愕したよ…! うう、ありがとう、ありがとうございます。画像は清野氏入魂の一筆。

(3)

M君の話が終わるまでは誰も邪魔しなかった。それは彼の語り口が真に迫っていたのもあるが、僕らのよく知る場所で怪異が起き、しかも語り手の身内が体験したという点が大きかった。どうにかすれば自分たちも怪異を体験できるかもしれない……そういった期待感が…

(2)

これは僕の兄が実際に体験した話。 兄は中学の陸上部に所属している長距離走の選手だ。タイムは結構いいほうで、地区の代表選手に選ばれたこともある。この中にももしかしたら知ってる人がいるかもしれない。 兄は就寝前、時間と体力に余裕があると、よく自…

(1)

あれは小学校四年生の頃だったと思う。 季節はちょうど夏の始まりで、夏休みまでもう何日もなかった。折からの雨が上がり、ようやく梅雨空に別れを告げた僕らは、「怪談ブーム」に夢中になっていた。 怪談と仰々しく言うけれど、それは小学生向けの一時的な…

じゃがたらお春

土産で長崎平戸の焼酎「じゃがたらお春」をもらった。じゃがいも焼酎。かすかにじゃがいもっぽい香りがあって(言われなかったらわからない程度)、すっきりしている。ステンドグラス調の瓶がかわいい。

雲雀料理

http://hibariryouri.web.fc2.com/ 詩誌「雲雀料理」二号〜四号と「月暈」二号が届きました。清野さんありがとう。枕元に置いて寝る前に読んでます。(魂の一筆の「鮫 みつはる」は海に返してきます。)

年末年始

大晦日、「笑ってはいけない病院」で笑い納め&初笑い。MRI検査と板尾ブラックジャックで死亡。 元旦、厄年なので別府八幡朝見神社に初詣。参道で瓢箪石と盃石を踏む。巫女さんの姿を脳に焼き付けつつ、おみくじは小吉を引いた(ろくでもないことが書かれて…

この場所で

水を飲む。植物に水をやる。毎日、一行だけの日記を書く。

頭を坊主にした。バリカンを買って出家し放題です。 ヤフオク記。二つ欲しい物があったのに競り負けた。ひとつはオーストラリア発行の、喜望峰に寄港する帆船や、海兵隊、家畜、港町を描いた切手のFDC。もうひとつは(これが本当に欲しかったのだけど)ポー…

オンラインカードゲーム

http://www.alteil.jp/index.php アルテイルネット内、ラヴァートヒーローズにて801戦(ヤオイ)を達成。調整したわけではないけど戦績が面白いことになってた。 本家アルテイルとは違ってラヴァートヒーローズは運要素が強い。「麻雀と同じぐらい運ゲー」の…

貝殻を拾いに

近くの海に行ってきた。のだけど、ニイナ(ツブ貝)とアサリと牡蠣殻しかなく、これならスーパーに行ったほうがよっぽどマシという惨憺たる状況。二時間粘って結局ひとつも拾わず帰ってきた。毎度の事ながら海とは相性がよくない。

電気ストーブを出すついでに子供の頃集めてた石の類を出してきた。アンモナイトと水晶や黄鉄鉱なんかが少しあるくらいだけど、久しぶりに手に取って眺めると不思議な感動がある。また石を集めてみたい。というか最近何かおかしいな、いろんなものを集めたく…

サイコロ

そういえばサイコロを持ってなかったことに気付いて、どこかに自分好みのものはないかと探してみた。手頃なサイズでシンプルだけど安っぽくない、というだけなのにこれが案外ない。色が付いてたり素材が鉱石だったり、余計な装飾があると途端に安っぽくなる…

おひっこし

アイマスのアカギMAD(sm1180319)を毎日見ないと生きていけない体になったので、アニメ版のアカギを通しで見てみた。まったくルールは違うものの相手の手を読むゲームに興じる身としてはいろいろ興味深い。麻雀覚えたくなってきた。 そして自分の中で麻雀と…

鬼絵馬

地元(といっても少し離れたところ)に鬼神社というのがあって、画像の絵馬を授与してくれるらしい。絵付けをしている方がおそらく米寿とのことで、失礼ながら今行かないともう二度と手に入らないかもしれない。できれば来年の初詣か節分の時期にでも行きた…

おせったい

http://seitaka.web.infoseek.co.jp/sub3-sanpo/sub3-48/sub3-48.htm 国東半島には「おせったい」というハロウィンに似た風習がある。弘法大師にちなむとのことで、毎年春の大師の日になると、町のいたるところに赤旗が出る。それを目印にしてお堂や公民館、…

松屋の沖縄黒飴

http://www.matsuyanet.co.jp/i_kuroame.html 体調を崩してから飴を舐めるようになった。この飴がお気に入り。 類似品がいくつかある中でこれが一番うまいと思う。