夜間閲覧室 梨を剥く間にバスは図書館へ 風の果てには悪魔が待つ 司書の目を盗んで書架を渡り歩く 本は野菜のように選ぶ ノートにはただ星屑が並ぶだけ 孤独を星の言語で記す 錆びついた巨大な鋏が待ち受ける 黒いページに栞を挟む 未明までチェスで戦う司書…
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