2006-12-15 手をのばす 未詩 表紙 白い腕 ささやき 弱った体 光に眩む目 裏表紙 うつろな荒野 血の枕 届かない影 かたくふれる壁の つめたさにふれる 壁 あるいは鏡 黒い水たまり 視線が かたくはね返っている はね返っている だけの 誰かが来て 誰かが帰る 誰もがいない それだけの