マウス・オブ・マッドネス、他

「キラークラウン」、ピエロの姿をした宇宙人が人間を虐殺する。予算のなさをアイディアでカバーする感じで、ピエロが手を変え品を変え殺していく。ポップコーン銃やサーカステント型宇宙船、あとパイ投げで殺すとか無邪気で夢があっていいよなぁ。こういうのは積極的に子供に見せてトラウマにしてやりたい。→http://jp.youtube.com/watch?v=su8gJ1IXOac それにしても外人はピエロにびびりすぎだ。日本だと能面が怖いみたいなのか。
「デス・トンネル」、これはひどい…。
ジョン・カーペンター「マウス・オブ・マッドネス」、失踪したホラー小説のベストセラー作家を探し出し彼の新作原稿を手に入れるよう依頼された保険調査員は、地図に載ってないホブという町に辿り着く。そこは作家が生んだ架空の町だった。…、クトゥルー神話をベースに、スティーブン・キングがモデルの作家が登場するなど、ネタがわかる人にはたまらないものがある。(たとえば宿屋の名前が「ピックマン」)。だけでなく話も面白くて、小説が世界を侵食していくのと同時に、映画が画面のこちら側を侵食してくる。これはラヴクラフトのテイストにかなり近いと思う。主演のサム・ニールはSAN値が削られるのを感じさせてGJ。カーペンターの映画でもこんなよくできた作品があるんだな。