宇佐の古墳巡りの事

続き。
宇佐神宮を辞したあとは、近くの観光協会で自転車を貸してもらい、少し離れた「宇佐風土記の丘」を目指す。

なんかぐらついてるけど走行中にバラバラになったりしないよな。
向かってる途中、「凶首塚古墳」という中二病かっこいい名前を見かけて寄ってみることにした。

「百体社」
その脇に石室部分のみの凶首塚古墳がある。



朝廷が南九州の隼人を討伐した際、宇佐八幡の神軍も参加し、持ち帰った隼人の首をこの塚に葬ったと伝えられている。また、百体社には隼人の霊を祀った。




「化粧井戸」

隼人の討伐には傀儡師も参加し、隼人が傀儡に気を取られている隙にこれを滅ぼしたという。隼人の霊を慰めるための「放生会」で舞われていた傀儡舞には、この井戸の水で清めた人形が用いられた。

なるほどー。
はいはい、次行こう。



桃鉄九州編でも「水田 3000万」とかなってるわけだ。
歴史博物館の駐車場に自転車を止めて、風土記の丘を見て回ることにする。そろそろ昼食にしたい。

なにこの古墳まみれ! ちょう萌ゆる!
と思ったら結構広いところで、かなりの距離を歩くはめになってしまった。




こんな墓が普通に道端にごろごろしている。歩いてたら微妙に芝生が凹んでて「あれもしかしてここ…」みたいな。思えば墓に囲まれて食事するってのも変な話だ。



がんばれば住めるんじゃないか。
と、宇佐神宮に続いて何故か急にカラスが集まってきた。やっぱり呪われてる。

大きな古墳を発見。免ケ平古墳である。



の、登れるの!? まじで!
期待に胸を膨らませて登る。古墳の上はどうなってるんだろう。

こんなことになってた。なにこれ。管出てるけど、保存のため?
今回ここに来たのは、古墳に触れて、詩心を奮い立たせる(って変な言い方ですけど)のが目的だったのに、これじゃ萌えねえ…何もないほうがマシだった。
テンションだだ下がりで次へ。福勝寺古墳。



お、ここは…




うひゃーたまらんぬ。こういうのだよね!
あとで調べたら未調査の古墳らしかった。調査とかせんでいいです。



角房古墳。




日が傾いてきたので歴史博物館に移動。実はこのとき行かなかった古墳で、古墳の内部が見られるところがあったとあとで知って、ものっそ後悔した。でも先のがっかりもあったことだし、見ないほうがよかったのかもしれない。
博物館はなかなか楽しかった。埋葬の様子を赤いライトで照らしてるのなんか絶対ホラー的な演出だろう。あと欲しかった絵馬や御札が展示されていて、次は絵馬を買いに出かけようと強く思った。



悔いもあるけどここまで。
宇佐神宮で買ったものについてはまた今度。