9月第1週
いかにも職業エッセイスト的でシステマティックな書き方本。テーマから題材を決め、それを「転」に据えた上で残りの「起承結」を整える。そしてエッセイを成り立たせる文章を枠組・描写・セリフの三つに分類し、読み手の意識を考慮しながら文単位で構成していく。視点とか語感とかのこまごましたテクニックにもざっと触れられている。ただ、こういった起承転結の立て方だと少なからずパターンに陥ると思うのだけど、そこをどう解決しているのかは気になった。
Drawing the Living Figure
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パラダイス・モーテル (海外文学セレクション)
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ざっと一読。文章読本が主に心得を説くものであるのに対して、この本は経験に導き出された実際的な作文技術に的を絞っている。特に修飾の順序と、句読点の打ち方については非常に参考になった。ただ、この本のみの理解では危うい気がする(著者のイデオロギーが全開なところがある)ので、ここを基礎のひとつにしながらも他の本を参照して文章への感度を高めていきたい。何度か読むことになりそうです。とりあえず次は要点を抜き出す感じで。
ラフカディオ・ハーン―日本のこころを描く (岩波ジュニア新書 (405))
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花にもの思う春―白洲正子の新古今集 (平凡社ライブラリー)
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たのしいムーミン一家 (講談社 青い鳥文庫)
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なんだか、ねずみがあなぐらにもぐったようよ。スニフ、おっかけていって、ミルクをすこしおやり。