M君の話が終わるまでは誰も邪魔しなかった。それは彼の語り口が真に迫っていたのもあるが、僕らのよく知る場所で怪異が起き、しかも語り手の身内が体験したという点が大きかった。どうにかすれば自分たちも怪異を体験できるかもしれない……そういった期待感が…
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