516 名前: 本当にあった怖い名無し 2005/11/27(日) 07:33:28

山梨の方へドライブに行きました。
東京から高尾を越え、山梨に入って暫らくした辺りで、20号線にそった裏道へ。
すると開けた田園風景があったので、少し歩く事にした。
民家もちらほら在るけど、畑ばかりで所々に小山が。
歩いていた道が、そういう小山の一つに沿ったカーブを曲がったら、
急に雰囲気が変わって、そこには小山の斜面を削って作った焼却炉が2つ。
よ〜く見ると、縦長で実は火葬場だった。
屋根なんか無い野ざらし
焼却炉の扉は開けっ放しで、スコップや遺体を載せる台車もその辺に置きっぱ。
きっと、地元の人用の火葬場で、たまにしか使って無いんだろうけど、
いきなりこんな場所があるとは思いもしなかったし、
急に空気が冷たく湿って怖かった。

527 名前: 1/2 2005/12/07(水) 09:54:17

会社から友達の家に行こうとして道を曲がり、
車で少し走ったところで間違えたと気付いた。
引き返そうと思ったけど道は狭いし運転に自信ないしで
ヤケになってそのまま進むことにした。
幸い天文に興味があったので、星の位置で方角がわかる。
海沿いの町だから東に進めば海岸通りの国道にでるはずと、
分かれ道では車を降りて星を確認しながら進んだ。
しかし10分走っても20分走っても海岸沿いに出られない。
道路も砂利道になって、川岸にはガードレールもなくなった。
さすがに不安になってきて「迷子になっちゃったよorz」と思っていたら
突然ひょこっと民家の前に出た。

最近はほとんど見なくなった地元独特の形のかやぶき屋根の家の前、
黒っぽいもんぺを履いたおばあさんが鶏に青菜をやっていて、
おばあさんもこっちにものすごく驚いている。
車を降りて「驚かせてすいません、ここはどこでしょう」と尋ねたが
おばあさんは住所がよくわからない様子。
友達に連絡しようと携帯をだしたら見事に圏外。
庭先で申し訳ないと謝りつつ車をUターンさせて元来た道を戻った。


528 名前: 2/2 2005/12/07(水) 09:58:08

帰りは驚くほどあっさりと、はじめに曲がった道に出た。
時計を見るとおばあさんの家をでてから10分も経ってない。
友達の家に着いてからその話をすると「あの辺りにそんな道はない」という。
そんなことないと言って今度は二人でドライブがてら曲がり角に向かった。
しかし友達の言うとおり、自分が曲がった辺りに道はない。
少し違う場所に林道があったが、入り口に「関係者以外立ち入り禁止」の柵が置かれ
道自体もすぐ行き止まりになっているようだった。

再び友達の家に戻り、おばあさんの家の話を繰り返しているうち、気が付いた。
友達の家に向かおうと会社をでたのが夜7時頃。今の時刻は10時半。
外はまっくらなはずなのに、おばあさんの家は昼間だった。
鶏が茶とか白とか色の混ざったのとか色々いたのも、
家の前の畑に大根やら何やら植えられていたのも、
縁側にとうもろこしと並んで洗濯物が干してあったのもはっきり見えた。
「ああ、天気がいいから鶏を外に出してるんだ」と普通に思った。
その時も今までも、何故変だと思わなかったんだろう。

それから一年、事あるごとにおばあさんの家への曲がり角を探したり
怪しい山道に「えいっ」と曲がって迷子になったりしていますが、
未だにおばあさんの家にはたどりつけていません。

607 名前: 本当にあった怖い名無し 2005/12/25(日) 02:55:40

岐阜県のけっこう豪雪地帯に岩屋ダムというロックヒルダム(石を積んで出来てる)がありまして、数年前のちょうど今頃、なんとなく一人でドライブに行き車を下りてダムの上から湖(人工湖)を見ていたら、水公団事務所から職員がダッシュしてきた。

自殺志願者と思われたあの寒い日よ。

639 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/01/08(日) 22:23:45

今から10年位前だったかな、妻と子ども連れて結構遠くの温泉に行ったんだよで、帰り(12時くらいだったか)もう遅いから今日は何処に泊まって次の日に帰る事になったんだよ。
でも、既に山道に入った後で宿どころか家も無くて、しかも街に出るまでっていったらかなりの時間がかかるし子どもも眠いって言い出したから近くに泊まるとこないかなーなんて言いながら探してたんだよ。


640 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/01/08(日) 22:36:40

そしたら山の中にポウッと灯りが見えたんだよ
俺「あれホテルじゃねえの?」
妻「ホントだ看板が見える!」
その時もう夜の一時過ぎてて、この際ちょっと位ボロくてもいいだろって思ってたんだ。でも、看板が近くになってそのボロさ加減に驚いた。
でも一応電気も通ってるしホテルはあるだろと思ったんだが看板が指してる方向は真っ暗闇の竹やぶ。そこに、コンクリートのひかれていない道が永遠と続いてるんだ。
妻「ちょっと怖いよ。やめない?」
俺「でも街まで結構あるし、〇〇を早く寝かせないと」
う〜んと妻も渋々いいよと言ったので竹やぶを進むことにした


641 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/01/08(日) 22:55:31

行けども行けども竹やぶに挟まれた真っ暗な悪路が続いて一向にホテルが見えない。
俺「これ、ホントにホテルなんてあんのか!?」
「ちょっと遠すぎだよね…」
イラツキながら車で進んでると「この先、〇〇ホテル」と書かれた入り口にあった看板より更にボロボロの木の看板めにとまった。
俺「うっわ!ヤベぇな」
妻「もう帰ろう!」
俺「ここまで来たんだし行ってみようよ」
そういって進んでるとホテルが見えてきた。
俺・妻「やっと着いた〜」
ホテルは以外に大きく車庫に車を停めにに行くと、ガレージ式になっており車が入る度シャッターが降りる仕組みになっていた。かなりの数、車庫がありその内結構な数シャッターが降りていた。
俺「あれ、泊まってる人結構いるじゃん」
妻「ホントだ」


642 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/01/08(日) 23:09:49

俺「部屋あいてるかな?」
妻「大丈夫でしょ結構大きかったし」
で、ホテルに入って行ったんだけど(ホテルじゃなくて旅館ってかんじだったな)受け付けに婆さん一人いるだけなんだよ。変な旅館だな何て思いながら
俺「さっさとチェックインして部屋いこうや」
妻「ちょっと待ってて」
そう言って妻がチェックインを済まし、部屋に着いたんだけど…寒い!!9月だってのに以上な寒さだった。
俺「さっむいなー山だからかな?」
妻「ホント寒いね〇〇風邪ひくかも」
俺「ちょっと暖房つけてもらってくるわ」
フロントに行くと婆さんがいて、
俺「すみません、寒いんで暖房つけてもらえますか?」
婆さん「ハァ、ハイハイ」
内心この婆さん聞こえてんのか?と思いながら念のため、頼みますよって言い部屋にもどった。


643 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/01/08(日) 23:39:00

俺「暖房つけてもらったから」
妻「でも寒いよ」
俺「まだ効いてないんだよ、それらしい音もするし」
子どもはとっくに眠ってて、早く暖かくなれよと思ってたんだが、いくらたっても暖かくならない。寒いし風呂にでも入ろうと風呂にいったんだが、風呂がまたさらに寒い!しかも水を溜めよとしても冷水しかでずドンナッてんだよこの旅館と半ばキレて部屋に戻ったんだよ。
で、文句言ってやろうとフロントに行く途中であれ?って思ったんだ。
あれだけ車庫のシャッターはおりてて車は止まってたのに他の客とすれ違いもしない確かに夜遅いかったのもあるけど、なんていうか人の気配がしないんだよ。そう考えてたらだんだんと怖くなってきて急いで部屋に戻って妻に「おい!帰るぞ!」
妻「えっ!?」
俺「いいから!」
急いで子ども抱えて車庫まで走った。
もう金払っててもったいないなとは、思ったがそんなこと言ってられなかったんだよ。で、シャッターあけて車で帰ろうとした時視線をかんじた。
周り見回しても妻と子どもだけしかいない、車庫は横にズラッと並んでるんだけど隣りの車庫との間にしゃがんでのぞきこめる隙間があった


647 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/01/09(月) 00:09:35

ほかの車ちゃんとあんのか?と思い下から覗いて見て背筋が凍ったシャッターは降りても車は一台も止まっておらず、その奥から婆さんと何人かの人がこっちをじっ…と覗いていた。目があった瞬間妻を急いで車に乗せ逃げかえった。そして街で高めのホテルにとまりました。
ほかにも見知らぬ所に迷いこんだ事がありますが今日はこのくらいにしておきます

722 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/01/27(金) 11:38:42

10年近く前のことだけど、春の山梨にドライブに行った。
桃畑の山が一面花が咲いて綺麗だったので、無断で山に入らせて貰った。
歩いていくと桃の木の間に狭い道があって、小さな古びた作業小屋があった。
牧歌的でいいなぁなどと見ていると、小屋の裏に何本ものビンが放置してあり、
どれもよく見ると、
薄茶色の液体の中に何かの内臓が入っていた。
気味悪くなってその場を離れたんだが、今思い出しても、
犬猫にしては大きすぎるし、馬牛にしては小さいし、
何の内臓なのか気になってしまう。
花の咲く明るい人気の無い山の中で不気味だった。

800 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/02/22(水) 10:48:30

以前、出張のついでに温泉ガイドに1行だけ紹介されていた一軒宿へ行った。
最寄り駅からタクシーで40分、山道をひたすら走った。
その時、タクシーの運転手がミラー越しにチラチラ見ているのが気になった。
いくとおば婆さんが一人、岩山をくりぬいたと言う洞窟のような風呂に入って、
いかにも手作りという食事を食べ、人のいる気配の無い宿で一夜を送った。
翌朝、同じ運転手に迎えを頼んでおり宿を後にすると
「お客さん、あそこの親戚か何か?」と聞かれ、
「もう十何年もお客を送った事が無かった」「まだあったんだ」と言われた。
その後、気になっていろいろ調べたが、その宿についての記事は何も無かった。
凄い山奥に高齢のお婆さんが一人きりの時が止まったような場所だった。

915 名前: 洒落怖スレからコピペ 2006/03/31(金) 11:56:00

山スレに書こうとも思ったが荒れてるのでこっちに、自分には洒落にならなかったので

地元が山に囲まれたところなので子供の頃探検したりして遊んでいた
ある日友人数人と山の奥まで探検してみようと林道はずれて奥へ奥へ進んだ
迷わないように学校からかっぱらったでかいスズランテープ引っ張りながらずんずん歩いた
当然平坦な道ではないのでさながら正に探検隊みたいな気分、このままどこへ出るかちょっとどきどきわくわくだった
ちょっとした丘みたいになった所を登りきったところですこし開けた場所に出た、ちょっとした原っぱといった感じ、向こうに大きな岩が見える
とりあえず休憩と水飲んでお菓子食べていたら変なものを見つけた、玩具だ、当時4年生だった自分らよりも幼い子供が使う感じの玩具
皆で探索するとちらほらミニカーとかゴム人形が落ちてた、その時点で何でこんな山奥の獣道すらないような場所にという恐怖があった
突然友人Tが「おい!」と皆に声をかけた、彼はなにかを指差しておりその先には粘土層をくり貫いて作った祭壇? らしきものがあった、そしてその中に遺影があったのだ
皆一様に息を呑む、その遺影は女の子のだと思われた、時間が経っているためか汚れて遠めには分からない、ただ人目で遺影と分かる装飾がしてあった
今まで穏やかだった周りの木々が一気にイメージを代えた、もう今にも山の奥の暗がりからなにか覗いてたり飛び出したりしそう
走って逃げ出したい気分を抑え皆足早にそこを離れた、下山するまで大分生きた心地しなかった
それからその山を林道外れて奥に行くようなことはしなくなった、大体どういけばそこに着くか頭にはあるがもう絶対行く気はしない
恐くないかもしれんが自分らには洒落にならなかった山でのお話

925 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/04/02(日) 00:33:47

一時期、母と犬の散歩と運動をかねてけっこう遠出をしていた。
歩いたことのない道を選んでは、「あら、こんなとこに出たね」「ここにつながっていたんだ〜」
野花をつみ、犬を遊ばせつつ楽しみながら何時間も歩いていた。

ある日、林道を見つけ奥へ2人で歩いていたら仁王像が2体、道の脇に立っていた。
仁王は山に登る道をはさんで立っている。母と顔を見合わせ、興味を引かれてすぐ登ってみることにした。
それほど大きな山ではなかった。下は明るかったけれど、上に登れば登るほど、木々がうっそうとして
暗くなっていく。「もうそろそろ頂上じゃない?」下との明るさのギャップに何となく不安を私たちが
感じはじめたころ、唐突に頂上の平地に出た。

暗い、100坪あるかないかのそこにはたくさんのお墓があった。
ぞっとしたのはそのどれもがあちこちの方向に倒れ、まともに建っている墓がひとつもないことだった。
異様な光景に言葉も出ず母と私は慌てて山を下った。見てはいけないものを見てしまった気がした。

それからあの青銅色の仁王像を見るのも怖い気がしてその方面には近づかなかったが、後に
その山の近辺に住む知り合いからあの山の辺りには人魂がよく飛ぶと聞いた。
その仁王像や墓の話もしてみたが、知っている人はいなかった。
田舎は自分の土地に親族一同の墓を建てることが多いが、倒れた墓をそのままにしておくとは考えにくい。
あれだけたくさんの墓があるなら、参る人も多いと思う。なぜ倒れたままなのか、それも全部。
何か禍々しい場所のような気がしてもう一度そこを探してみたい気もするが、勇気はない。

956 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/04/14(金) 13:32:44

人知れないっていうか一族は大体知ってるんだけど
家の持ち山の奥の方には石で出来た横穴があって
ご先祖様の棺が20くらい並んでて
わりとフレッシュな状態を保ってらっしゃる

にくちゃんねるが年末で停止するっていうんで好きなところだけコピペ。722が特に素晴らしいです。


あとこれも。
「国道の真髄を知る」 酷道実走調査
http://shinzui.road.jp/tyousa.html