エルム街の悪夢、他

ウェス・クレイヴンエルム街の悪夢」、夢の殺人鬼フレディ先生の第一作目。ホラー御三家(ブギーマン、ジェイソン、フレディ)の一作目の中ではこれが一番娯楽寄りで面白い。やけにファッションセンスのいいお茶目なフレディの不気味さもさることながら、夢なのかそれとも現実なのかという狭間ではらはらしつつ、油断すればざっくり殺られそうな危機感が常に付きまとう。まさに寝たら死ぬぞの世界。フレディの存在を主張する主人公を誰も信じないのにはいらつくけどまあお約束だし。そして実はジョニー・デップのデビュー作だったりする。ミンチになってた。
ジャック・ショルダー「エルム街の悪夢2 フレディの復讐」、フレディが人間を乗っ取って現実世界で大暴れの巻。エピソードのひとつとしてはアリだが前作より落ちるのは否めない。現実世界でも強いとなると夢の怪人である意味がないよなーと。ホラーで古い日記を見つけて読むのは死亡フラグと言っていい。
ダリオ・アルジェント「スリープレス」、ホラーと思って見たらサスペンスだった。後半だれるものの可もなく不可もなく、たまにアルジェント印の美しいシーンがあり、この映画のために復活したというゴブリンのサウンドにテンション上げられて、往年のホラーの雰囲気に存分に浸らせてくれる。笛で喉の奥をざくざく刺されて死ぬのはつらそうだ。
ストーリーなど詳しくはここ

アルジェントの映画の多くはアルジェントが見た悪夢から生まれたものだ。

これもたぶんフレディの仕業。