夕星

のぼったりおりたり美しい木の上に火を上げた。たくさんの黒を持つとか、紐を結びつけるとかだった。炭で強くしるしをつけたところに虫がわいて、房のなかに指を通した。花が咲いた。橋のまんなかを「オーイ・オーイ」が通ると、上手に散らして星を見るというから、手紙を渡した。それも枯れ葉になるだけだったけれど。