2007-06-02から1日間の記事一覧

雫が落ちる 葉先から首へ 群れから別れた姿 風に撫ぜられ ふるえながら 路ばたの塚を かさなり濡らし 緑の胸に抱かれた 胞子が淡く光り また 朽葉のたまりに けものの鼻をうずめ 夢ごこちに 上手に噛まれ 無心である 死んだものや 火の息のような うずのなか…

十二

砂場に火を落とす がれ山から青鬼がやってきて 拾えとめいれいする めいれいが手を繋いで らんらんと目を光らせて やってくると また会おうねと言って笑う 美しさが黄色い (イノチをさらに繰り返す) 火はもう消えたのか 闇の原で輝いているのかいないのか …

地元に土人形の工房があるらしい。行ってみたい。